楽天の商品ページ -「機能」だけ伝えても売れない理由、4層の価値構造で見直す
「ちゃんと書いているのに、なぜ売れないのか」 商品仕様はしっかり書いた。写真も用意 …
── 40・50代から、社会とつながり続ける働き方を選んだ理由
先日、読売新聞の取材を受け、紙面に掲載していただきました。
「地方」「女性」「セカンドキャリア」という切り口での取材でしたが、改めて文字になった自分の歩みを見て、ひとつ強く感じたことがあります。

私は“何かを捨てて”セカンドキャリアに進んだわけじゃない。
むしろ、これまでのキャリアを整理し、培ってきたスキルと興味・関心、やってみたいこと(能動的に捉えられること)と統合した結果、今の働き方にたどり着いたと思います。
40代、50代になると、よく聞こえてくる言葉があります。
でも私は、正直に言って、「まだまだこれからも長いな」と思っています。
平均寿命の話ではありません。
体力も、知見も、人とのつながりも、まだ使えるカードが多いです。
だからこそ、
シニア以降の人生を、“社会から降りる形” で迎えるのはもったいない
と感じるようになりました。
働き続けたい、というより、社会と関わり続けていたい。
この感覚が、セカンドキャリアを考える起点でした。
セカンドキャリアというと、
そんな前提で語られることが多い気がします。
でも、私はずっと違和感がありました。
やりがいも、楽しさも、どちらも必要。
どちらかを犠牲にしないと続かない働き方は、長期戦に向いていません。
地方のウェブマーケティング支援やEC支援の仕事をしている今、
私はこの2つを同時に感じています。
「楽しいけど疲弊しない」
「やりがいがあるけど消耗しない」
このバランスを取れる仕事は、40・50代だからこそ設計できるものだと思います。
セカンドキャリアという言葉が、
「新しいスキルを身につけなければ」
「新しい領域で何者かになり直さなければ」
というプレッシャーを生むことがあります。
でも私がやったのは、逆でした。
まず、自分のキャリアを棚卸しする時間を取った。
ここを丁寧に見直すと、
「新しく何かを足さなくても、すでに持っているもの」が浮かび上がってきます。
そしてもう一つ大切なのが、
「好き」と「ニーズ」が重なる場所を探すこと。
情熱だけでは続かないし、ニーズだけでは心が擦り切れる。
この重なりを見つけられたとき、
収入は“目的”ではなく“結果”として生まれます。
頭ではわかっているけれど、
一番難しいのがこれかもしれません。
行動しない限り、現実は何も変わらない。
完璧な準備が整うことは、ほぼありません。
リスクをゼロにすることもできない。
私自身も、不安がなかったわけではありません。
でも、「考え続ける安全地帯」に留まるより、
小さく動いて、現実を見ながら修正する。
この方が、結果的にリスクは小さいと感じています。
セカンドキャリアに必要なのは、大胆さよりも、継続できる行動力です。
40・50代になると、
「自分はこういう人間だ」というセルフイメージが固まりがちです。
でも、セカンドキャリアに踏み出してから、何度も思いました。
「あ、人って幾つになっても、まだまだ変わるんだな」
予定調和を目指すより、変化を前提に設計する。
リスクを恐れるより、リスクをミニマムにするために頭を使う。
この感覚は、若い頃よりも今の方が楽しい。
変容する自分を楽しめるかどうか。
それが、セカンドキャリアを“消耗戦”にするか、“探究”にするかの分かれ道だと思います。
最後に、強く伝えたいことがあります。
セカンドキャリアは、後半戦ではありません。
“次のフェーズ”です。
これまでの経験を否定せず、これからの時間を諦めず、
社会との接点を自分で選び直す。
40・50代は、
「もう遅い」年齢ではなく、「ようやく選べる」年齢だと私は思っています。
これからも、
地方の現場で、チームと一緒に悩みながら、自分自身も変わり続けながら。
そんな働き方を、模索し続けていきます。
── 精肉業の楽天モール運用を3年以上伴走して見えてきた変化
2026年、明けましておめでとうございます!
実は先の年末に、長くご支援している、養豚業・精肉業のクライアントさんから、こんな言葉をいただきました。
「この仕事は、供給に制限がありデリケートな進行がせまられるものの、それでも目指さなければならない高い目標があり、両方を睨む複雑なところがありますが、善戦できています。「売りたいものを、売りたいだけ、売りたいときに売れる」のが理想で、だいたいそれに近づいてきています。」
この「善戦できている」という表現がとても印象的で、私自身、これまでの進行に自信を深めたお言葉でした。
派手な成果でも、勢いのある言葉でもない。
けれど、ECを現場でやってきた人同士だからこそ共有できる、実感のこもった評価でした。
こちらのモールEC支援を始めた当初、店長さんは新任で、楽天だけでなく、EC運営に関する知識を十分に持ってはいらっしゃいませんでした。
商品設計、楽天イベントのための各種設定、在庫調整、出荷。
特に運用の部分が初めての経験で、メルマガを作るのも初めてで、イベントごとにデータを記録して、考察、次に何をするか、その都度振り返って、試しながら進めていく必要がありました。
このフェーズでは、「店で一番売れているものは何か」「顧客が求める商品は何か」が最大の判断基準になります。
イベントがあれば参加し、反応が良ければ、さらによくなるように何をするのが良いか考える。
まずは回しながら、経験値を蓄積していく段階でした。
楽天イベントを1年、さらに1年と経験していく中で、運営の質が少しずつ変わっていきました。
・この商品は人気だが、出荷に負荷がかかりやすい
・今後のイベントを想定した適切な価格をどう設定するか
・ここで無理をすると、他チャネルに影響が出る
過去の実績と現場感覚が結びつき、「やってみないと分からない」から
これまでの経験から想定し、「コントロールできる」運営へと変化していったのです。
現在では、商品設計を含めた EC 運営に必要なアクションの多くを、店長さん自身の判断で進められる状態になっています。
これはマニュアルや知識だけでは到達できない、実務経験の積み重ねがもたらした変化でした。
当初、年商7桁だったEC売上は、そうした制約の下でも3年後の今、8桁後半まで成長し、次のフェーズが現実的に見えるところまで来ています。
ただし、重要なのは数字そのものよりも、「なぜその数字になったのか」を説明できるようになったことです。
どの施策が、どの条件で効いたのか。精肉に合う施策はなにか。
どこに負荷があり、どれくらいだと売れなくなるのか。
振り返りが、そのまま次の判断につながる状態ができています。
精肉業のECは、生き物を扱う事業です。
生産量には限界があり、出荷には常に緊張感があります。
さらに、実店舗、卸、ふるさと納税など、他チャネルとの需給バランスも考えなければなりません。
「売りたいものを売る場所」にしたい思惑はあるけれども、そこに顧客ニーズがなくては売れません。
事業全体の中で、どういった役割をモールECに担わせるかを考えないといけないチャネルです。
イベントに出るか。 出るなら、どの商品をどれくらいのオファー率にするか。
どのタイミングで動かすか。
これらを、感覚ではなく、事業全体を見た判断として選べるようになった。
これが、現在の大きな変化です。
いただいたコメントの文脈における「善戦できている」という言葉には、
・モールEC に振り回されていない
・供給、出荷、他チャネルを理解した上で運用できている
・毎回、納得できる判断ができている
常に完璧な正解ではないかもしれない。
それでも、その時点で最も無理のない選択をしています。
その積み重ねが、結果として数字にも表れている。
それが今の状態です。
当初は、EC運営の中の人が育った段階で、私は卒業する想定だったのですが、
実際には、人材の流れは計画通りには進みません。
その中で、外部支援という立場を超え、
チームとして密に運営する体制が自然とできあがっていきました。
判断を共有し、属人化しすぎないようにする。
誰かが抜けても、運営が止まらないようにする。
この体制が、EC全体の安定感につながっているとも感じます。
今後は、ほかのチャネルとの併走で、また違った難しさも出てくると思います。
それでも、目的と手段は変わりません。
・無理をしない
・判断を積み重ねる
・事業として続く形をつくる
「善戦」を続けられる状態を保つこと。
一気に大きく拡大しなくていい。一歩一歩できるところを堅実に。
それが、次のフェーズへ進むための土台になると考えています。
先月、新しいクライアントに会いに、滋賀県は守山市に行ってきました。
新幹線を米原で降り、ローカル線に乗ったら、すぐにこの田園風景!
前職から離れて、久しぶりの出張だったのですが、
フリーランスという新しい働き方に向かって
進んでいる実感がいきなり湧いてきて、じんわりしてしまいました!
各地を回るたび思うのは、
日本って、小さい国土面積ながら土地が縦に長いせいか、
田園光景ひとつ取っても、その土地の個性が滲み出ていて
いいなぁと感じます。
私自身は東京生まれで、故郷がないものの、
母が会津出身なので、東北の里山には馴染みがあるのですが、
車窓から見た5月末の安土の景色は、
なんとなく悠然としていて、穏やかな印象を受けました。
私の力はほんの些細なものだけど、
この土地の1人のビジネスに、WEBマーケティングで、
いいエネルギーを与える存在になりたいなと思います。
まだ新しい案件に出会うたび、玉手箱状態。
純粋にワクワクを追求し、仕事は楽しく、成果もばっちり上げていきます!