地方 EC 伴走支援で、一番大事にしていること

── 成果よりも先に、必ず整えるもの
地方の物産事業やEC、通販運用の支援をしていると、
「成果を出してほしい」 「売上を伸ばしたい」
という言葉をいただきます。
それは正しいですし、私自身も成果を出すべく仕事をしています。
ただ、その一方で、いつも意識していることがあります。
成果は“目的”ではなく、“結果”だということ。
ここでは、地方ウェブマーケティング支援・EC支援・チーム伴走支援をする中で、
私が一番大事にしている考え方について、少し書いてみます。
一番大事にしているのは「やり切れる設計かどうか」
私が最初に見るのは、
施策の正しさでも、最新ツールでもありません。
「このチームが、これをやり切れるか?」
地方の現場では、
- 人手が限られている
- 担当者が兼任
- 日常業務が最優先
こうした状況が当たり前です。
どんなに理論上正しい施策でも、
回らなければ、存在しないのと同じ。
だから私は、
- 本当に今やるべきことか
- 続けられるボリュームか
- 担当者が腹落ちしているか
この3点を、かなり重要視しています。
正解を押し付けない、という選択
ウェブマーケティングには、
「こうすれば伸びる」という成功パターンが存在します。
でも、地方事業・物産ECの現場では、
そのまま当てはまらないことの方が多い。
- 商品構成
- 季節性
- 価格帯
- 物流
- 人員体制
条件が一つ違えば、正解は変わります。
私がやっているのは、
正解を教えることではなく、その時取りうる選択肢を整理すること。
そして最終的に、
「これならできそう」
「これならやってみたい」
というラインを、一緒に決める。
このプロセスを飛ばすと、“他人事” になってしまう気がします。
数字の前に、言葉を揃える
EC支援というと、
CVR、CPA、ROAS、LTV…
どうしても数字の話になりがちです。
もちろん、数字は大事。
でも私は、数字を見る前に確認することがあります。
- 誰に売りたいのか
- なぜこの価格なのか
- 何が強みなのか
- 他と何が違うのか
これが言葉として揃っていない状態で、
数字だけを追っても、改善は続きません。
地方物産には、
本来、語る価値が山ほどある。
それを整理し、
チーム全体で共有できる形にする。
これが、結果的にチーム共通の言語になり、
商品ページ、広告文、SNS、メルマガ
すべての精度を底上げしていくことにつながります。
(もちろん、事業は変化を伴う有機体なので、定期的にアップデートしていくことも大切です!)
「一緒に考える」を仕事の中心に置く理由
私は、施策を丸投げされる形の仕事はあまり選びません。
理由はシンプルで、現場が育たないから。
地方のECや通販は、
一度きりの施策ではなく、
積み重ねで強くなっていくものです。
だから、
- なぜこの判断をするのか
- なぜ今これをやらないのか
この思考の部分を、できるだけ共有します。
結果として、
- 次の判断が早くなる
- 無駄な施策が減る
- チームが自走し始める
こうした変化が起きる。
これが私の「伴走支援」だと思っています。
地方ECでよくある「伸びない原因」
これまで多くの現場を見てきて、
地方ECが伸び悩む原因は、意外と共通しています。
- 売りたいものに支配されている
- 優先順位が曖昧
- 売れている相手がイメージできていない
ここに、
「ツール」や「施策」を足しても、余計に苦しくなるだけ。
だから私はまず、
- やらなくていいことを決める
- 今やらないことを決める
- やる人を明確にする
これができると、
初めて「伸ばす」フェーズに入れます。
成果は、信頼の延長線にある
ウェブマーケティングは、数字で結果が見える仕事です。
でも、その数字を作っているのは、
- 人
- 判断
- 継続
です。
信頼できない設計から、成果は生まれない。
- チームが納得している
- 無理をしていない
- 判断基準が共有されている
この状態が整ったとき、数字は後からついてくる。
WEBMA LABとして目指していること
WEBMA LAB の最終的な目的は、
地方物産・地方事業の価値が、
きちんと届き、きちんと続く仕組みを作ること。
一時的に売れるECではなく、現場が疲弊しないEC。
派手な成功事例より、事業の現場が静かに伸び続けられること。
そのために、私はこれからも、
- 一緒に考え
- 一緒に整理し
- 一緒に判断する
スタンスでいきたいと思ってます。
